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【樹木うんちく】くすのき

【漢字】楠/樟  【英名】Cinnamomum camphora
【分布】本州/四国/九州
【科属名】クスノキ科ニッケイ
【用途】防虫剤/防腐剤(樟脳)、建築材、家具
 
 葉や枝に樟脳(しょうのう)のかおりがあり、防虫剤や防腐剤として使用された。

薬効があったためかつては植林されたが、採られることがなくなり大木化してきている。
 英名の「Cinnamomum(シナモマム)」はニッケイ属という意。「Camphora(カンフォーラ)」のオランダ語読みが「カンフル」。
 公園や街路樹、神社に植栽されている。日本一の巨樹として認定されされているのもくすのきだ。環境省が昭和63年に実施した巨樹・巨木林調査で認定された日本一の巨樹が鹿児島県姶良市蒲生(かもう)町の蒲生八幡神社にある蒲生の大クスだ。樹齢は約1500年とされ、根回り33.5m、高さ約30mである。蒲生八幡神社の建立建立が1123年
とのことで、当時すでに大木であったと思われる。

www.kagoshima-kankou.com
 くすのきの特徴の一つが「ダニ部屋」。葉の主脈と側脈がきれいに3方向にわかれている。主脈が葉の基部で3方向に分かれて伸びていく形を三行脈といいその分岐点にダニ部屋がある場合が多い。しかし、新しい葉がでるころにダニ部屋がある葉を落としてくすのき自らがダニ駆除しているかのようだ。
 兵庫県/佐賀県/熊本県/鹿児島県の木。また京都大学の木。

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